Wave ConnectとBlinqを徹底比較:2026年最新版の率直なレビュー

George El-HageGeorge El-Hageオン 2026年8月12日15 分で読めます
Wave connect vs blinq

Wave ConnectとBlinqの比較は、実質的に2つの製品の比較と言えます。両社ともにデジタル名刺プラットフォームを提供しているだけでなく、展示会でバッジを読み取るイベントリード獲得製品も展開しているためです。検討している機能によって、どちらが最適な選択肢になるかは大きく変わります。

多くの比較記事ではこの2つの製品が混同されており、バッジスキャナーの料金を知りたいのにカードのデザインカラーばかり読まされるといったことが起こりがちです。そこで本記事では、まずデジタル名刺、次にイベントリード獲得と、製品ごとに分けて評価を行いました。実際のスクリーンショットを掲載し、両製品のメリット・デメリットを公平に記載しています。なお、Blinqに関する数値はすべて2026年8月12日時点の公式サイトおよびヘルプセンターで再確認した最新情報です。

要点まとめ(TL;DR)

デジタル名刺としては、無料のアナリティクス、無料の連絡先エクスポート、そして受け取り手へのプロモーションが一切ない点でWave Connectが優れています。一方、1ユーザーで複数の名刺プロファイルを使い分けたい場合やバーチャル背景が必要な場合はBlinqが適しています。 イベントリード獲得では、両社ともエンリッチメント済みリード1件あたり約10ドルですが、Wave Connectは件数が増えるほど単価が下がり(500件で8ドル、1,500件で7ドル)、ユーザーごとの月額追加料金も不要で、情報取得に失敗したリードには課金されません。Blinqは、ユーザーごとのBusinessプラン料金に加えて1リードあたり9.99ドルが発生します。

この記事でわかること
  • デジタル名刺:無料で使える範囲、有料となる機能、チーム導入時の違い
  • イベントリード獲得:両プラットフォームのリード単価の仕組みと、見落としがちな隠れコスト
  • 受け取り手側の体験: 名刺を受け取った相手に何が表示されるか(多くの方が驚くポイントです)
  • 公平な評価: BlinqがWave Connectより優れている点と、その逆のポイント
  • おすすめの選び方: 用途や製品ごとにどちらを選ぶべきかの明確な基準
検証方法について

検証アプローチ: 過去数年間にわたり、実際のチームで両プラットフォームを使用してきました。Wave Connectは創業者として日々使っており、競合製品を徹底的に理解する方針からBlinqも深く使い込んでいます。専任チームで両サービスの全タブ、全機能、全設定を網羅的に検証するセッションを実施し、本記事に記載したBlinqの料金は2026年8月12日に公式サイトとヘルプセンターで最新情報を再確認済みです。

検証した主な項目:

  • 初期設定と導入のしやすさ:50名のチームを稼働させるまでにどれだけの時間がかかるか
  • 日常の管理画面の使い勝手:テンプレート管理、ユーザー権限設定、アナリティクス
  • 受け取り手の体験:名刺を渡した相手に何が表示され、どのようなアクションを求められるか
  • 両製品の実質コスト:シート単価、リード単価、想定外の追加費用の有無
  • イベント時のワークフロー:バッジのスキャン、連絡先エンリッチメント、CRM連携

デジタル名刺:Wave Connect vs Blinq

名刺としての基本機能はどちらも充実していますが、無料で使える範囲と名刺を受け取った側の体験に明確な違いがあります。 Wave Connectは0円でアナリティクスと連絡先エクスポートが利用でき、名刺を受け取った相手に対して宣伝や誘導を一切行いません。BlinqはアナリティクスとエクスポートがPremiumプラン(月額9.99ドル)限定となっており、無料の名刺には「Powered by Blinq」のロゴ表示やアプリダウンロードのプロンプトが表示されます。一方、Blinqは1ユーザーにつき複数の名刺プロファイル作成やバーチャル背景に対応しており、これらはWave Connectにはない強みです。

Wave ConnectとBlinqのデジタル名刺プラットフォーム機能比較

以下はデジタル名刺機能の全体比較表です。特に重要なポイントについては表の下で詳しく解説します。

Wave ConnectBlinq
おすすめの対象チーム・ビジネスプロフェッショナルアプリ重視の個人ユーザー
アプリの必須性不要(完全ブラウザ対応)必要(アプリ中心の設計)
無料のアナリティクス✅ 付属❌ 有料プランのみ
無料の連絡先エクスポート✅ 付属❌ Premiumプランのみ(月額9.99ドル)
受け取り手へのプロモーション一切なし(ポップアップやメールなし)「Powered by Blinq」表示+アプリDL誘導
個人向けProプラン月額7ドル月額9.99ドル(年払い時:月額7.33ドル)
チーム向け(100ユーザー未満)月額5ドル/ユーザー(年額60ドル)月額6.99ドル/ユーザー(年払い時:月額4.99ドル、最低5名〜)
チーム向け(100ユーザー以上)ボリュームディスカウント(要問い合わせ)Enterpriseプラン(個別見積もり)
名刺の一括作成✅ Excel/CSVアップロード対応✅ CardsタブからのCSV一括アップロード
メール署名✅ 付属✅ 付属
NFCハードウェアレーザー刻印メタルカード + PVC 🏆ブランドロゴ入りプラスチックのみ
セキュリティSOC 2 Type IISOC 2 Type II
ディレクトリ同期Active Directory・顔写真の詳細同期 🏆主要HRIS連携
無料トライアル(チーム向け)あり30日間無料トライアル
CRM連携Salesforce、HubSpot、PipedriveなどSalesforce、HubSpotなど
複数プロファイル作成1ユーザーにつき単一プロファイル1ユーザーにつき複数名刺の作成が可能 🏆
バーチャル背景✅ 無料プランを含む全プランで付属 🏆

料金および機能は2026年8月12日時点の確認情報です。最新情報はBlinq公式サイトをご確認ください。

無料プランの比較:実際に使える機能と隠れた制限

無料プランの仕様は、両プラットフォームで最も大きな差が出る部分であり、登録後にギャップを感じるユーザーが多いポイントです。

Wave Connectの無料プランでは、アナリティクス(ページ閲覧数、リンククリック数、連絡先保存数)、連絡先エクスポート、Apple Wallet対応、無制限の共有機能が利用でき、名刺自体にも他社ロゴなどの広告は入りません。誰が名刺を見たかを確認し、CSVで連絡先を書き出してフォローアップするまでの流れが、すべて0円で完結します。

Blinqの無料プランでは、2枚までの名刺作成、無制限の共有、ウォレットパス、バーチャル背景が利用できますが、連絡先のエクスポートや詳細なアナリティクスは使えず、名刺に「Powered by Blinq」のロゴが入ります。エクスポート機能を利用するには、月額9.99ドルのPremiumプランへのアップグレードが必要です。

実際の現場からの一言

💡 見落とされがちですが、非常に重要な点があります。Blinqの名刺を受け取った相手には、Blinqアプリのダウンロードや自身の名刺作成を促す画面が表示されます。つまり、大切なビジネスの連絡先が、Blinqのマーケティングリードになってしまうのです。一方、Wave Connectでは相手にシンプルなプロファイル画面のみが表示され、ポップアップや他社サービスの宣伝、アプリのダウンロードバナーは一切出ません。お客様の連絡先はお客様だけの資産として保護されます。

この「相手へのプロモーションが一切ない」という点は、多くの企業がWave Connectを選ぶ最大の決め手になっています。たとえばカンファレンスで営業担当が50人の見込み顧客に名刺を渡したとします。Blinqの場合、その50人全員にBlinqへの登録案内が届きますが、Wave Connectなら純粋にあなたの連絡先だけがスマートに届きます。Dot Cardのようなハードウェア主体のNFC製品も検討されている方は、別視点で比較したWave Connect vs Dotの比較記事もあわせてご覧ください。

無料で閲覧数や連絡先指標を確認できるWave Connectのアナリティクス画面
全プランに無料で付属するWave Connectのアナリティクス画面(2025年第4四半期テスト時。UIは変更される場合があります)

管理画面の操作性(UI/UX)の比較

私はWave Connectの管理画面に何千時間も向き合ってきましたし、Blinqの管理画面もかなりの時間をかけて操作してきました。実際の使い勝手を率直にお伝えします。

Wave Connectの管理画面は極めてシンプルです。チーム全員の名刺をグリッド形式で直感的に一覧でき、ドラッグ&ドロップでのテンプレートロックや、Excelによるユーザー一括インポートにも対応しています。多くの導入企業様からも「操作が直感的で迷わないことが決め手になった」という声をいただいています。無駄な選択肢で迷わせない、すっきりとした軽快なUIです。

名刺グリッドレイアウトを採用したWave Connectのユーザー管理画面
Wave Connectのユーザー管理画面。視覚的なカードグリッドレイアウトを採用(2025年第4四半期テスト時。UIは変更される場合があります)

Blinqの管理画面は洗練されたApple風の美しいデザインです。ただし設定項目が多く画面の階層が深いため、特に初期の名刺作成時にはどのタブを開けばよいか迷いやすい傾向があります。テンプレート設定のステップでもクリック数が多く、初めて管理する方は少し戸惑うかもしれません。慣れてしまえばスムーズに扱えます。UIの使いやすさとしては、Blinqが8.5点、Wave Connectが10点満点といったところでしょうか(自社製品への愛着も含めての評価です😄)。

Apple風の洗練されたインターフェースデザインを採用したBlinqの管理画面トップ
Blinqの管理画面。洗練されたApple風デザイン(2025年第4四半期テスト時。UIは変更される場合があります)

チーム導入:一括設定と運用のしやすさ

組織全体でチーム向けデジタル名刺を展開する場合の実際の導入フローを比較します。

Wave Connect: 従業員の氏名、役職、メールアドレス、電話番号をまとめたExcelファイルをアップロードし、列をマッピングしてインポートを実行するだけで、約5分で200人分の名刺が完成します。最低契約人数の制限もありません。ブランドカラーやロゴが変更されないようテンプレートの各項目をロックできるほか、Active Directory連携により顔写真の取得や組織構造の同期も自動で行われます。導入チームのアクティベーション率は日常的に80%以上を記録しています。

Blinq: Cardsタブから同様のCSV一括アップロードが可能です。Businessプランでは最低5枚からの契約が必要となります(月払い時:月額6.99ドル/ユーザー、年払い時:月額4.99ドル/ユーザー)。以前は登録時にクレジットカードが必須でしたが、現在は30日間の無料トライアルが用意されています。テンプレートの管理機能は充実しており、項目単位での細かなロック設定が可能です。

実際の現場からの一言

💡 100名以上の規模になると、両社とも個別見積もり(Wave Connectのボリュームディスカウント、BlinqのEnterpriseプラン)へ移行します。大規模導入で差がつくのは「最初から何が含まれているか」です。アナリティクス、連絡先エクスポート、写真同期付きActive Directory連携は、Wave Connectでは標準機能であり、追加アップセルではありません。見積もりを取る際は、単なるシート単価だけでなく、必要な機能を含めた総額で比較することをおすすめします。

テーブル形式でユーザー管理を行うBlinqのチームメンバー画面
Blinqのチームメンバー管理画面。テーブル表示レイアウト(2025年第4四半期テスト時。UIは変更される場合があります)

イベントリード獲得:Wave Connect vs Blinq

イベントでのリード獲得について、両プラットフォームともに「エンリッチメント済みリード1件ごとの従量課金(定価で1件あたり約10ドル)」という同様の課金体系を採用しています。 Wave Connectは従量課金で1件あたり10ドル、年間事前購入プランなら500件で1件あたり8ドル、1,500件で1件あたり7ドルに割引されます。BlinqはユーザーごとのBusinessプラン料金に加えて、1リードあたり9.99ドルの後払い請求となります。定価がほぼ同じだからこそ、ユーザーごとの月額料金、情報取得失敗時の課金ルール、ボリュームディスカウントの仕組みなど、価格の周辺条件を比較することが重要です。

年間イベントリード獲得コストの比較:年間100件、500件、1,500件におけるWave ConnectとBlinqの違い
各プラットフォームの定価に基づく年間推定コスト(2026年8月12日確認)

Wave Connectのイベントリード獲得の仕組み

Wave Connectは、イベントリード獲得を核として設計されたプラットフォームです。AIバッジスキャナー、ウォーターフォール方式のエンリッチメント、CRM同期機能を備え、デジタル名刺の全機能も標準で組み込まれています。主な特徴は以下の通りです。

  • AIバッジスキャナー: スマートフォンをバッジにかざすだけで、印字された氏名や企業名を瞬時に読み取ります。紙の名刺、QRコード、LinkedInのQRコード、手書きのメモのスキャンにも対応。主催者の専用端末レンタルやイベントAPI連携、追加の契約は一切不要なため、あらゆる展示会ですぐに使えます。
  • ウォーターフォール方式のリードエンリッチメント: 1回のスキャンに対して複数のデータ提供元とAI検索を順次走らせることで、認証済みメールアドレス、携帯・オフィスの電話番号、LinkedInプロファイル、企業詳細情報を高い精度で取得します。
  • ユーザー数無制限: ユーザーごとの追加費用なしでチーム全員がスキャナーを利用できます。全員で1つの共通リード枠を共有して運用可能です。
  • 獲得したリード分だけの完全成果課金: 契約期間の縛りがない都度課金(1リードあたり10ドル)のほか、事前購入の年間プラン(500件で1リードあたり8ドル、1,500件で1リードあたり7ドル、年間2,000件以上は個別見積もり)をご用意しています。
  • 情報取得に失敗したリードは完全無料: エンリッチメントによって認証済みの連絡先詳細を取得できなかった場合、費用は一切発生しません。
  • 未使用リードの繰り越し: 同等以上のプランで契約を更新された場合、使い切れなかったリード枠は翌期へ繰り越されます。
  • 10件の無料エンリッチメント枠: すべてのアカウントに有効期限のない10件分の無料リード枠が付属しており、すぐにお試しいただけます。

Blinqのリード獲得の仕組み(2026年8月時点)

以下の数値は、実際のリード獲得料金が明記されているBlinq公式ヘルプセンターの情報に基づいています(2026年8月12日確認):

  • 1クレジット=獲得・エンリッチメント済みリード1件(1クレジットあたり9.99ドル)。
  • クレジット費用はBlinq Businessプランの月額料金とは別に発生します(年払い時:月額4.99ドル/ユーザー、月払い時:月額6.99ドル、最低5名〜)。そのため、スキャンを行う担当者全員分の有料シートが必要です。
  • エンリッチメントできなかったリードも一部クレジットを消費します: ヘルプセンターの記載例によると、紙の名刺や主催者のバッジキットからのデータなどが該当します。手動での連絡先作成もクレジットを消費しますが、重複データの作成は無料です。
  • エクスポートは無料: すべてのエクスポート方法(CRM、CSV、Zapier)でクレジットは消費されず、AI Notetakerも追加クレジットなしで利用可能です。
  • 請求は月ごとの後払い: 大口購入割引は用意されていますが公式サイトには掲載されておらず、営業担当からの個別見積もりとなります。

Blinqの「Universal Scanner」(機能名)は、バッジ、名刺、QRコード、ネームタグの読み取りに対応しており、G2のリード収集ソフトウェア部門でNo.1の評価を獲得していると謳っています。スキャナー自体の性能は優れていますが、エンリッチメントのデータ精度については自社での測定を行っていないため評価を控えます。

イベントリード獲得機能の簡易比較

Wave ConnectBlinq
エンリッチメント済みリード単価従量課金:10ドル、500件/年:8ドル、1,500件/年:7ドル9.99ドル(大口割引は非公開)
リード獲得機能のユーザー追加費用なし(ユーザー数無制限) 🏆担当者ごとのBusinessシート(年払い時:月額4.99ドル/人、最低5名)
情報取得に失敗したリードの扱い請求なし(0円) 🏆一部クレジットを消費
請求方法年間事前購入枠、または従量課金月ごとの実績後払い
未使用リードの繰り越し同等以上のプラン更新時に翌期へ繰り越し可能非公開
あらゆる展示会で利用可能か✅ AIバッジスキャナー搭載、専用キット不要✅ Universal Scanner搭載
エンリッチメント方式ウォーターフォール方式:複数データ元 + AI検索 🏆AI連絡先エンリッチメント
無料トライアル枠10件のエンリッチメント枠(無期限)30日間のBusiness無料トライアル

年間の実質運用コストのシミュレーション

各プラットフォームの公開定価に基づく年間コストの試算です(2026年8月12日確認):

年間の獲得リード件数Wave ConnectBlinq(公開定価)
100件1,000ドル999ドル + Businessプラン月額
500件4,000ドル4,995ドル + Businessプラン月額
1,500件10,500ドル14,985ドル + Businessプラン月額

Blinqの数値は公開されている1クレジットあたり9.99ドルの単価で計算しています(非公開の大口割引により差が縮まる可能性があります)。「Businessプラン月額」は、スキャンを行う担当者全員に必要なユーザーごとの月額料金を指します。

具体的なコスト比較例

💡 10名の営業チームで年間500件のリードを獲得する場合、Wave Connectならチーム全員分の利用料を含めて総額4,000ドル(1リードあたり8ドル)で完結します。Blinqの公開レートでは、同じ500件で4,995ドルに加え、10名分の年間Businessシート費用として約600ドルが別途発生します。年間100件程度であれば実質的な金額差はわずかですが、運用面で大きな差となるのが「情報取得失敗時の課金ルール」です。Wave Connectは取得失敗時は0円ですが、Blinqは一部クレジットを消費します。

他の選択肢も含めて検討したい方は、展示会会場でレンタルされる公式スキャナー端末を含む8つのツールを比較した展示会向けおすすめリード獲得ツールのまとめ記事もご覧ください。

Blinqが優れているポイント(公平な評価)

Blinqには非常に優れた機能がいくつもあります。信頼できる比較をお届けするために、Blinqが勝っている点も率直にお伝えします。🎯

複数プロファイルに対応: Blinq最大の強みです。1つのアカウント内で、営業活動用、社外アドバイザー用、個人プロジェクト用など、複数の名刺プロファイルを使い分けることができます。Wave Connectは現在1ユーザーにつき単一プロファイルのみの対応となっているため、複数の肩書きを使い分けたい方にはBlinqが適しています。

バーチャル背景機能: ZoomやMicrosoft Teamsの通話用に、自身の名刺リンク(QRコード)が埋め込まれたブランド背景画像を簡単に作成でき、無料プランでも利用可能です。リモートワーク中心のチームには嬉しい機能です。Wave Connectにはこの機能はありません。

ZoomやTeams通話用QRコード付きBlinqバーチャル背景作成ツール
Blinqのバーチャル背景作成ツール。ビデオ通話用のQRコード入りブランド背景を作成可能(2025年第4四半期テスト時。UIは変更される場合があります)

Apple Watch対応: 手元のスマートウォッチの画面にQRコードを表示できます。相手に手首をスキャンしてもらう際に少しコツはいりますが、先進的な印象を与えられる機能です。Wave Connectには未搭載です。

リード獲得機能のエクスポートが無料: イベント関連機能において、BlinqはCRM、CSV、Zapierへのリード書き出しにクレジットを消費せず、AI Notetakerも標準で含まれています。この点は高く評価できます。

BlinqのAI Notetakerに関する注意点

💡 Blinqは会話を録音してアクションアイテムを整理する「AI Notetaker」機能を提供しています。機能としては便利に見えますが、実態としては対面での会話をAIが常時録音する仕組みです。展示会や対面ミーティングでは、録音を行う旨を相手に事前に告知・同意取得することが法的に求められるケースが多く、初対面の相手に「名刺アプリで会話を録音しています」と伝えるのはコミュニケーション上ハードルが高いと言えます。業界によっては無断録音が重大なコンプライアンス違反となるため、利用前に同意に関する法的要件を必ずご確認ください。

Wave Connectが優れているポイント

続いて、Wave ConnectがBlinqを明確にリードしているポイントをご紹介します。これらは日々の運用において大きな差を生む要素です。

受け取り手へのプロモーションが一切ない: 繰り返しになりますが、これは多くのチームが当社へ乗り換える一番の理由です。Wave Connectの名刺を開いた相手には、あなたの連絡先情報だけが表示されます。「アプリをダウンロード」というポップアップも、宣伝メールも、「自分の名刺を作る」というバナーも一切ありません。大切なお客様の連絡先が他社のマーケティングリストに利用される心配はありません。これは業界内でも稀な特徴であり、私たちが検証した他のすべてのプラットフォームでは何らかの形で相手への誘導が行われていました。

ユーザー追加費用なしのイベントリード獲得: Blinqでのリード獲得は、担当者ごとのBusinessシート月額費用に加えて1件あたり9.99ドルが必要です。一方、Wave Connectの「ユーザー数無制限」モデルなら、チーム全員でスキャンを使っても追加の月額シート費用はかからず、獲得したリード分だけをボリューム割引付きの定額単価でお支払いいただけます。さらに、すべてのスキャンの裏側で複数の提供元とAI検索を組み合わせたウォーターフォール方式のエンリッチメントが実行され、情報取得に失敗したリードには一切課金されません。

イベント前に確定できる明瞭な予算: Wave Connectのリード枠は事前に固定単価で購入できるため、展示会が始まる前に予算を確定・承認できます。Blinqは使った分だけが翌月に請求される後払い方式で、大口割引を受けるには事前の個別商談が必要となるため、事前の予算設計が難しくなりがちです。

Active Directoryとの高度な連携: Wave ConnectはActive Directoryと直接同期し、社員の顔写真の取得、組織構造の反映、新入社員への名刺の自動発行に対応しています。情シス部門がActive Directoryでユーザー管理を行っている場合、シームレスに統合可能です。人事ツールの対応数よりもディレクトリ同期の深さを重視するエンタープライズ企業にとって、決定的なアドバンテージとなります。

無料プランでもアナリティクスと連絡先エクスポートが利用可能: 誰が自分の名刺を見てくれたかを確認するために、毎月10ドルを支払う必要はありません。Wave Connectなら、ページ閲覧数、リンククリック数、連絡先保存数の確認からCSVエクスポートまで、すべて0円で利用できます。Blinqではエクスポート機能が月額9.99ドルのPremiumプランに制限されています。詳細は無料と有料のデジタル名刺徹底ガイドをご覧ください。

ブラウザ完結でアプリ不要: これは導入の成功を大きく左右するポイントです。200人の従業員に「このアプリをダウンロードして初期設定してください」と指示すると、約半数が途中で脱落してしまいます。しかし、ブラウザで開くリンクを送るだけなら、導入率は一気に跳ね上がります。App Storeを開く手間も、ストレージ容量の不満も、「後でやる」という放置も防げます。QRやNFCなどの共有方法についての詳しい解説記事もご用意しています。

高品質なレーザー刻印メタルNFCカード: Blinqはブランドロゴ入りプラスチックNFCカードを提供していますが、Wave Connectでは高級感があり強い印象を残せるレーザー刻印のメタルNFCカードをお選びいただけます。自社ブランドの品格にふさわしいハードウェアをお求めの方に選ばれています。NFCカードの品質を重視される方は、ハードウェアと料金を網羅的に比較したWave Connect vs Mobiloの比較記事もぜひ参考にしてください。

チームプランの最低契約人数なし: Wave Connectのチーム管理ダッシュボードは2名から気軽にご利用いただけます。BlinqのBusinessプランのように5枚以上の最低契約縛りはありません。

チーム全体でブランドの一貫性を保つWave Connectのテンプレート項目ロック機能
Wave Connectのテンプレート項目ロック機能。チーム全体で統一感のあるブランドデザインを維持(2025年第4四半期テスト時。UIは変更される場合があります)

料金体系の比較(2026年8月時点)

無料プラン、Proプラン、チーム向けプランの選択肢を示すデジタル名刺の料金体系

2026年8月12日に両社の料金ページを再確認しました。2つの製品カテゴリーごとに料金プランを整理してご紹介します。

デジタル名刺プラン

Wave ConnectBlinq
無料プラン(Free)0ドル(アナリティクス・エクスポート付属)0ドル(名刺2枚まで、エクスポート不可)
個人向けProプラン月額7ドル月額9.99ドル(年払い時:月額7.33ドル)
チーム向け(100名未満)月額5ドル/ユーザー(年額60ドル)月額6.99ドル/ユーザー(年払い時:月額4.99ドル、最低5名〜)
チーム向け(100名以上)ボリュームディスカウント(要問い合わせ)Enterpriseプラン(個別見積もり)
2026年8月時点のBlinqのデジタル名刺料金ページ。Free、年額払い月7.33ドルのPremium、年額払い月4.99ドルのBusiness、カスタムEnterpriseを表示
Blinqのデジタル名刺プラン(年払い表示)。2026年8月12日時点のキャプチャです。これらは名刺機能のシート単価であり、イベントリード獲得はヘルプセンター記載の通り1リードあたり9.99ドルが別途発生します。

イベントリード獲得プラン

Wave ConnectBlinq
課金モデルエンリッチメント済みリード単位の課金(ユーザー追加費用なし)エンリッチメント済みリード単位の課金 + ユーザーごとのBusinessプラン月額
単価従量課金:10ドル、500件/年:8ドル、1,500件/年:7ドル、2,000件以上は個別見積もり1クレジットあたり9.99ドル(大口割引は個別見積もり)
情報取得失敗時請求なし(0円)一部クレジットを消費

料金は2026年8月12日時点の確認情報です。出典:wavecnct.com/pricing、blinq.me/pricing、およびBlinqのリード獲得料金に関するヘルプ記事。

以前の比較記事を読まれたことがある方への補足ですが、Blinqは以前「バッジスキャンに約5ドル+CRM同期に約5ドル」というクレジット体系を採用していました。この仕組みは2026年半ばに廃止され、現在は「獲得・エンリッチメント済みリード1件につき9.99ドル」へと改定されています。本記事の記載はすべて最新モデルに基づいています。

実務上、特に差がつく3つの料金ポイント:

  1. 事前確定コスト vs 実績後払い: Wave Connectは事前に定額でリード枠を購入できるため、イベント前に予算を確定できます。Blinqは月ごとの後払い請求で、大口割引も商談ベースとなるため事前のコスト予測が立てにくくなります。
  2. ユーザーごとの追加費用: Wave Connectのリード獲得はユーザー追加費用がゼロ(無制限ユーザー)です。Blinqでは、リードを獲得する前にスキャンを行う全スタッフ分のBusinessシート契約が必要になります。
  3. 名刺機能に標準で含まれる範囲: Wave Connectではアナリティクスと連絡先エクスポートが0円で使えます。Blinqではエクスポート機能が月額9.99ドルのPremiumプランに制限されています。

どちらを選ぶべきか?おすすめの選び方

【デジタル名刺】以下に当てはまる場合はBlinqがおすすめ:

  • 1つのアカウントで複数の名刺プロファイルを使い分けたい(Blinq最大の強み)
  • ZoomやTeams通話用のバーチャル背景を作成したい
  • Apple Watchの画面に名刺のQRコードを表示させたい

【デジタル名刺】以下に当てはまる場合はWave Connectがおすすめ:

  • 名刺を渡した相手にアプリのダウンロードや宣伝を表示させたくない
  • 追加の月額10ドルを払わずにアナリティクスや連絡先エクスポートを使いたい
  • チーム全体で導入し、できる限りシンプルで迷わない管理画面で運用したい
  • Active Directoryと連携して顔写真の同期や名刺の自動発行を行いたい
  • まずは無料でフル機能を試してみたい(Wave Connectの無料プランなら主要機能がすべて揃っています)
  • 役員やエグゼクティブ向けに高級感のあるレーザー刻印メタルNFCカードを用意したい
  • アプリのインストールを強制せず、ブラウザだけで手軽に運用したい

【イベントリード獲得】以下に当てはまる場合はBlinqがおすすめ:

  • チームがすでにBlinq Businessを契約しており、名刺とリード獲得を同一アプリで一本化したい
  • 社内の経理フローとして月ごとの実績後払いが合っている

【イベントリード獲得】以下に当てはまる場合はWave Connectがおすすめ:

  • イベント前に明確な予算枠を組みたい(件数に応じて1件あたり10ドル、8ドル、7ドルの定額単価)
  • スタッフ全員でスキャンを担当させたいが、1人ずつの月額シート代は払いたくない
  • 詳細情報が取得できなかったリードには費用を払いたくない
  • 事前に枠を購入してコストを確定させ、余ったリード枠は翌期に繰り越して無駄なく使いたい
  • 単一のデータ元ではなく、複数プロバイダーとAI検索を組み合わせた精度の高いウォーターフォール方式で情報取得したい

PoplやHiHelloもあわせて検討されている方向けに、詳細な比較記事も公開しています:Popl vs Wave Connectの比較(イベントリード獲得機能を中心に比較)およびWave Connect vs HiHelloの比較(企業ディレクトリ連携と多機能チーム向け機能を中心に比較)。また、複数のプラットフォームを一度に比較したい方は、Blinqの代替となるおすすめツール6選もあわせてご覧ください。

筆者の見解

💡 複数の肩書きを持ち、アプリ中心の操作感を好む個人ユーザーであれば、Blinqは非常に優れた選択肢です。一方で、組織全体での名刺導入や展示会でのリード獲得が目的であれば、Wave Connectの方が適していると確信しています。受け取り手への不要なアプローチがなく、アナリティクスやエクスポートが無料で、リード獲得もユーザー数無制限かつシンプルな成果課金だからです。もちろん私はWave Connectの創業者ですので多少のバイアスはありますが、Blinqの優れた点も含めてできる限り公平にお伝えしました。実際の利用者の声については、Blinq公式サイトG2のユーザーレビュー比較もぜひ参考にしてみてください。

Salesforce、HubSpot、Pipedriveとの接続を示すWave ConnectのCRM連携画面
Wave Connectの外部連携ダッシュボード(2025年第4四半期テスト時。UIは変更される場合があります)

よくある質問(FAQ)

Wave Connectは本当に無料で使えますか?

はい。デジタル名刺機能はずっと無料でご利用いただけ、アナリティクス、連絡先エクスポート、Apple Wallet対応もすべて含まれています。 Wave Connectはチーム向けプラン、イベントリード獲得、オプションのNFCハードウェアで収益化を行っており、無料名刺の機能を無理に制限することはありません。

BlinqからWave Connectへの移行は可能ですか?

はい。新しいWave Connectプロファイルの設定は約2分で完了します。 Blinqから連絡先データをエクスポートし、Wave Connectの管理画面にそのままインポートして引き継ぐことが可能です。

Wave ConnectとBlinqはAndroidでも使えますか?

両サービスともAndroidとiPhoneの双方に対応しています。 特にWave Connectは完全ブラウザ対応のため、アプリをダウンロードすることなく、Webブラウザを搭載したあらゆる端末で快適に動作します。

チーム導入にはどちらのプラットフォームが向いていますか?

Excel一括インポート、Active Directory連携、最低利用人数なし、無料アナリティクスなど、組織での一括導入・運用にはWave Connectが最適です。 一方、1ユーザーあたり複数の名刺プロファイルを使い分けたい場合やバーチャル背景を活用したい場合はBlinqが適しています。

Blinqのイベントリード獲得機能の料金はいくらですか?

2026年8月時点の情報として、Blinqは担当者ごとのBusinessシート月額料金に加え、獲得・エンリッチメント済みリード1件(1クレジット)あたり9.99ドルの後払い請求となります。 大口割引は用意されていますが、Web上には公開されておらず個別見積もりとなります。

Wave Connectのイベントリード獲得機能の料金はいくらですか?

獲得したリード分だけを支払う完全成果課金です。従量課金なら1件10ドル、年間事前購入プランなら500件で1件8ドル、1,500件で1件7ドルとなり、2,000件以上は個別見積もりとなります。 また、すべてのアカウントに無期限で使える10件分の無料エンリッチメント枠が付属しています。

スキャンしたリードの詳細情報が取得できなかった場合はどうなりますか?

Wave Connectでは、エンリッチメントによって認証済みの連絡先詳細を取得できなかった場合、料金は一切発生しません。 Blinqのヘルプセンターの記載によると、情報取得ができなかったリードでも一部クレジットを消費します。

Blinqは名刺に広告や自社ロゴが入りますか?

はい。Blinqの無料プランでは名刺に「Powered by Blinq」と表示され、受け取った相手にBlinqアプリのダウンロードを促すプロンプトが出ます。 Wave Connectの無料プランでは、受け取り手に対してそのようなプロモーションや広告表示を一切行いません。

名刺を使うためにBlinqアプリは必須ですか?

名刺を受け取る相手にアプリは不要ですが、名刺の作成者が内容を編集・管理するには基本的にBlinqアプリが必要です。 Wave Connectは作成・編集・共有のすべての操作がWebブラウザ上で完結します。

アナリティクス機能はどちらが優れていますか?

両プラットフォームともに充実したアナリティクスを備えていますが、Wave Connectが無料プランで全機能を提供しているのに対し、Blinqは有料プラン限定となっています。

両プラットフォームでNFCカードは使えますか?

はい、両プラットフォームともNFCに対応しています。 Wave Connectは高級感のあるレーザー刻印メタルNFCカードを提供しており、Blinqはブランドロゴ入りプラスチックNFCカードを販売しています。

100名以上の大規模チームではどちらが割安ですか?

その規模になると、両社ともに個別見積もりのプランへ移行します(Wave Connectのボリュームディスカウント、BlinqのEnterpriseプラン)。 違いは標準で含まれる機能です。Wave Connectは他社で追加料金になりがちなアナリティクス、連絡先エクスポート、Active Directory同期が標準でパッケージに含まれています。

名刺を見るために受け取り手側もアプリを入れる必要がありますか?

いいえ、両プラットフォームともにアプリは不要です。 受け取った相手はブラウザ上でそのまま名刺を閲覧できます。違いとして、Wave Connectは閲覧後にアプリのダウンロードを求めるような案内を一切表示しません。

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わずか60秒でデジタル名刺を作成でき、最初の10件分のエンリッチメント済みリードも無料でプレゼント。無料のアナリティクス、無料のエクスポート、受け取り手へのプロモーションなし。世界で20万人以上のプロフェッショナルに選ばれる理由をぜひご体感ください。

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著者について: George El-Hageは、AIバッジスキャナー、ウォーターフォール方式のエンリッチメント、CRM同期、およびフル機能のデジタル名刺を備え、世界中で20万人以上のプロフェッショナルを支えるイベントリード獲得プラットフォーム「Wave Connect」の創業者です。対面の出会いを実際の商談へと転換する支援を6年以上にわたり手がけており、個人やチームにおけるデジタル名刺およびイベントリード獲得の成功ノウハウに深い知見を持っています。Wave ConnectはSOC 2 Type IIに準拠し、Salesforce、HubSpot、Pipedriveなどの主要CRMとスムーズに連携します。GeorgeへのコンタクトはLinkedInからどうぞ。

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