大型アップデートが続いたこの夏(ライブアクティビティ、オフラインQRコード、AIバッジスキャナーなど)を経て、9月はプロダクトの完成度を磨き上げることに注力しました。チーム全体でWave Connectの動作をよりスムーズかつ高速にし、初日から迷わず使い始められるよう改善を進めました。
今月の主なアップデートは、セルフオンボーディングと管理者向けフォントアップロード機能の2つです。どちらもユーザーの皆様から寄せられたご意見をもとに開発しました。新規ユーザーからは「デモを待たずにすぐ使い始めたい」、エンタープライズの管理者からは「フォントレベルまで徹底してブランドの一貫性を管理したい」という声をいただき、それらに応える機能を実装しました。
それでは、9月にリリースされたアップデートの詳細をご紹介します。
セルフオンボーディング:数日かかっていた導入をわずか数分で完了
Wave Connectの新しいセルフオンボーディング機能により、アカウント作成から最初のデジタル名刺の作成、そして共有までを誰でもすぐに行えるようになりました。デモの予約や営業担当の案内を待つ必要は一切ありません。 アカウント登録から名刺の共有準備完了まで、わずか5分程度で完了します。
これは、最も多くのご要望をいただいていた機能の一つです。これまでは、新しいチームアカウントの多くでカスタマーサクセスチームによるオンボーディング案内を実施していました。何百枚もの名刺を一括導入する大企業には適していましたが、手軽に使い始めたい中小規模のチームや個人ユーザーにとっては不要な待ち時間となっていました。
現在では、アカウント作成直後から直感的な初期設定フローに沿って、次のステップをスムーズに進められます。
- プロフィールの作成:氏名、役職、会社名、連絡先、SNSリンクなどを登録
- テンプレートの選択:用意されたデザインから選ぶか、ゼロからオリジナルを作成
- チーム設定(管理者向け):メンバーの招待やテンプレートの一括割り当て
- 共有オプションの設定:QRコードの生成、Apple Walletへの追加、NFCカードの注文
特にクイックスタート機能は、新入社員の受け入れをスピーディーに行いたいチームに最適です。新メンバーは入社初日からブランド統一されたデジタル名刺をすぐに活用できます。IT部門への申請や、基本設定に対する管理者の承認を待つ必要もありません。
また、オンボーディング画面内には状況に応じたヘルプ機能を組み込みました。操作に迷った場合でも、ツールチップや短い解説動画がその場で表示されるため、ヘルプセンターを検索したりサポートに問い合わせたりする手間がかかりません。
Wave Connectは、必要なときにいつでもすぐ使い始められるオンデマンドな体験を提供します。サインアップして名刺を作成し、わずか数分で人脈づくりをスタートしましょう。

管理者向けフォントアップロード:細部まで完璧なブランド表現を
新しく追加された管理者向けフォントアップロード機能により、企業の管理者は自社独自のブランドフォントをWave Connectのダッシュボードに直接アップロードできるようになりました。 これにより、全従業員の名刺で、自社のWebサイトや営業資料、マーケティング素材と全く同じタイポグラフィを適用できます。
ブランドの一貫性は細かな点に思えるかもしれませんが、エンタープライズ企業にとっては極めて重要な要素です。何百人もの営業担当者が展示会や商談でデジタル名刺を交換する際、その名刺は企業の顔となります。指定と異なるフォントや一般的なフォントが使われていると、せっかくの名刺もブランドイメージを損ねてしまいかねません。
これまでは標準のフォントライブラリ内での選択に限られていました。多くの用途には十分でしたが、厳格なブランドガイドラインを持つ企業独自のフォントには対応しきれていませんでした。今回のアップデートでその課題が解消されました。
本機能の主な特長は以下の通りです。
- カスタムフォントのファイルアップロード:.woff、.woff2、.ttf、.otf 形式に対応
- 全社一括のフォント適用:管理者が一度フォントを設定するだけで、チーム全体のテンプレートに自動反映
- デザイン確認の効率化:マーケティングチームが名刺ごとにフォントをチェックする必要がなくなり、管理画面側で標準化
この機能は、8月にリリースされたカスタムドメイン、ブランドQRコード、ブランドフッターなどの機能ともシームレスに連携します。写真や自己紹介、SNSリンクといった個人のカスタマイズ性を損なうことなく、チーム全体の名刺のデザインとトーンを管理者が完璧に統制できます。

パフォーマンス向上とバグ修正
9月の開発では、新機能の追加だけでなく、既存プラットフォームの高速化と信頼性の向上にも多くのリソースを投じました。 ひとつひとつは目立たない改善かもしれませんが、全体として格段にスムーズな操作性を実感していただけます。
主な改善点は以下の通りです。
- ダッシュボードのパフォーマンス改善:管理者ダッシュボードの読み込み速度を向上させました。特に100枚以上の名刺を管理するアカウントにおいて、ページ遷移や名刺一覧の表示速度が大幅に改善されています。
- モバイルブラウザの最適化:モバイルブラウザにおける名刺編集画面および名刺共有画面のレスポンスを改善しました。タップ領域を拡大し、フォームの読み込みを高速化することで、スマートフォンでの操作がより軽快になりました。
- バグの修正:テンプレートの同期、連絡先エクスポートのフォーマット、通知配信に関する各種エッジケースの不具合を解消しました。夏の間にお寄せいただいたご報告の多くに今回のサイクルで対応しています。
- インフラの安定性強化:導入チームの増加に伴うトラフィック増加に対応するため、バックエンドを強化しました。特に数百人のユーザーが同時にダッシュボードを利用する大規模エンタープライズ環境での安定性が向上しています。
これらの改善は、大規模な展開を管理するチームにとって大きなメリットをもたらします。複数部門にまたがる数百枚の名刺を管理する際、わずかなパフォーマンスの向上でも作業時間を削減し、管理者と利用者のストレスを軽減します。
今後の展望
多くの新機能を一挙にリリースした8月に比べ、9月はよりピンポイントで実効性の高いアップデートをお届けしました。セルフオンボーディングにより新規ユーザーの導入ハードルを下げ、フォントアップロード機能でエンタープライズ企業が求めるブランド管理を実現しました。さらにパフォーマンスの改善も加わり、Wave Connectは1ヶ月前よりもさらに迅速に導入でき、柔軟にカスタマイズ可能で、信頼性の高いプラットフォームへと進化しています。
すでに10月以降に向けた新機能の開発も進んでいます。機能のご要望やフィードバックがございましたら、ぜひお気軽にお聞かせください。Wave Connectの機能の多くは、ユーザーの皆様との対話から生まれています。
なお、Wave Connectは常にSOC 2 Type II認証を取得し、GDPRにも完全準拠しているため、プラットフォームの拡大中も安全にデータが保護されます。セキュリティ体制の詳細は、いつでもsecurity.wavecnct.comにてご確認いただけます。
著者について: George El-Hageは、世界15万人以上のビジネスパーソンに利用されているデジタル名刺プラットフォーム「Wave Connect」の創業者兼CEOです。新機能や改善情報を毎月のプロダクトアップデートを通してお届けしています。つながりはLinkedInから。




